ユメ日記

私が見た夢を綴ります

サヨナラ

好きな人がいた。その人は私のことがとても好きだった。遠くに住んでいたけれど、時間があればすぐに会いたがった。それが満更でもなく、心地良かった。ある日、いつものラインでのやり取りの中で、ふと言われた。「俺たちのことが彼女にバレた。彼女が悲し…

天体観測(※実話)

父親とあまり話したことがなかった。何を話しても、今まで私に興味を示してくれたことなんてなかったから。昨晩私は会社の飲み会で酔っ払って、タクシーで家の近くのスーパーまで帰ってきた。首が痛くなるくらいに上を向くと、満点の星空が輝いていた。スー…

減圧

「ああ、ダメだこれ死んじゃうな」気密室の中で、減圧が下がって行くのを感じながら私はぼんやりと考えた。身体がパンパンに膨れ上がり、今にも目玉や腸が飛び出しそうだった。私はこの気密室の中で殺された後、死姦が好きなあのクソデブに売り飛ばされるの…

「上がりなさい」薄暗い拷問室の中で、私を含む男女4人が全裸で狭いステージに上がらされた。これから選別が行われる。拷問師のお気に入りに選ばれた者は、1人だけ鞭で打たれ皮膚を剥がされる拷問を受けるのだ。ピエロのような顔をした拷問師は、私たちの…

知らない人に、崖から突き落とされた。宙を舞う私の身体は、まず岩に当たって左腕が千切れた。太ももが木に突き刺さって足がなくなった。無抵抗の身体は頭から地面に着地し、地面には私の脳漿がぶち撒けられた。飛び出した目玉がコロコロ回転して、丁度私を…

宇宙からの来訪者

宇宙からやってきたのか、何らかの敵が学校に襲来。私が授業を受ける校舎は南館だったのだけれど、北館の方はもう敵の攻撃によって全滅しているとの校内放送が入った。私はその時、先生に頼まれた書類を取りに、南館から北館を繋ぐ渡り廊下の上にいた。先ほ…

ガラスの潜水艦

生まれた時から太陽は地球に接近していた。私と親友以外の人類は死んだ。家族も、ほかの友達も。私と親友は海を目指して歩いていた。海に着いた2人は人生の最後、定員2名のガラスの箱のような潜水艦で海の中へ沈んでいく。「海の底には知らん魚が結構いる…

番組の企画

モニター募集!番組の企画です。自殺してくれる人を募集します♫自殺する人の家族に一千万を差し上げます!自殺の方法は全然怖くありません。強力な毒のカプセルを飲んで頂くだけ!苦しまずに死ねます!いかがですか?というふざけた番組のモニターに、応募し…

裁判

裁判にかけられた。私が、人を2人殺したからだ。私が殺したのは、百貨店のエレベーターで遭遇した母娘だった。その親子は私の母に対して信じられないほどの罵声を浴びせていた。カッとなった私は手に持っていた包丁で、まず娘の方をメッタ刺しにした。泣き…

ワイン

ソファに座ってワインを飲んでいた。メルローの赤ワインだった。「メルローは甘い」「いやぁワインはどれも渋く感じる。それにメルローは身体が溶けると聞くよ」「え、溶ける?」「ドロドロに溶けて、血液が全てワインになって、自分もワインになるの」隣で…

戦争のあとに

長かった戦争が終わり、奴隷としてこき使われていた私達民衆は、兵士たちの帰りを待ち、料理を用意したり、踊りの練習をしていた。兵士たちは、予定よりも早く帰ってきた。あまりにも早すぎて料理の用意が終わっていなかったため、兵士たちは全員非常に機嫌…

ベルトコンベア

私は何らかの罪を犯した人々と一緒に、生き地獄巡りをさせられていた。五つくらいまわったような気がする。二つしか覚えていないが……。一つは、針山地獄。針の沢山生えた山をひたすら登るというもの。時折地雷が埋まっており、数人の手足が吹き飛んでいたが…

酒の肴

全身真っ黒の二人組が突然、家に押し入って来た。弟と二人で家にいた私は、すぐに弟を裏口から外へ逃がした。私も逃げよう! と、外へ出ようとした瞬間。ゴン、と大きな音がして頭に衝撃が走った。鈍器で後ろから殴られたようだった。私はその場にうつ伏せで…

都市伝説

都市伝説調査隊になった。街で起こる様々な都市伝説を調査し、謎を解明する部隊だ。私は同じ都市伝説調査隊の男性(初対面)とペアを組んだ。本日の都市伝説は、「廃ビルのエレベーター内に突如現れる巨大ペ◯ちゃん」だった。その都市伝説は、「一人でエレベー…