ユメ日記

私が見た夢を綴ります。

宝具

FGOのやりすぎか、何らかの敵(サーヴァント)が学校に襲来。

私が授業を受ける校舎は南館だったのだけれど、北館の方はもうサーヴァントの攻撃によって全滅しているとの校内放送が入った。

私はその時、先生に頼まれた書類を取りに、南館から北館を繋ぐ渡り廊下の上にいた。


先ほどまでいた南館は、元は人であったドロドロとした皮膚や内臓のようなものが床を覆っていた。

私は吐き気を抑えながら渡り廊下までたどり着いたというわけである。


渡り廊下の終点、北館の入り口まで来た時、サーヴァントの宝具が北館を覆い尽くした。

私の爪先まで宝具が飛んで来たけれど、私は無事だった。

火に炙られてもがき苦しむ生徒たちが、扉からどっと溢れて来た。

あと1、2秒遅かったら、私も死んでいたな……と思った。


変わり果てたクラスメイトも扉から出てきた。

そこには私の親友もいた。

私は現実を受け入れられず、何も考えたくないとただ立ち尽くしていた。

広告を非表示にする

ガラスの潜水艦

生まれた時から太陽は地球に接近していた。

私と親友以外の人類は死んだ。家族も、ほかの友達も。

私と親友は海を目指して歩いていた。


海に着いた2人は人生の最後、定員2名のガラスの箱のような潜水艦で海の中へ沈んでいく。


「海の底には知らん魚が結構いるね」

「深海に住む魚はまだ生きてるんだねぇ……


私達はきっと数日後には、苦しんで苦しんで苦しんで死ぬだろう。

でも死ぬのは別に怖くない。


「ところでそこの大きなタンクは何?」


親友は、私が持ってきた酸素のタンクを指差して言った。


「酸素」

「はい? 延命してどうすんの」

「だって、こんな上手くいくなんて思ってなかったからさぁ……

「早々に潜水艦が弾けて海の中に放り出されるかもしれないって?」

「うん」

「潜水艦が弾けたら酸素ボンベ咥える前に水圧で死ぬわ」


親友は呆れていた。

私だってそのくらいわかっていた。


太陽がいよいよ地球に迫ったのは、今から三年前。

その時はまだ、皆熱さに苦しみながらも生きていた。

まさか私達が地球最後の2人になるなんて、誰も予想していなかっただろう。


潜水艦は沈む。

潜水艦は沈んでいく。

マリアナ海溝よりも深く。


「来世はどんなだろう?」

「来世なんてないよ。デスノートで読んだ。死んだらもう永遠に闇の中だって」


最後に私らしくない弱音を吐いた。

死ぬことが急に怖くなったわけではなかったが、明日には私も親友もこの世にいないのだと思うと、不思議な感じだ。

広告を非表示にする

番組の企画


モニター募集!

番組の企画です。

自殺してくれる人を募集します♫

自殺する人の家族に一千万を差し上げます!


自殺の方法は全然怖くありません。

強力な毒のカプセルを飲んで頂くだけ!

苦しまずに死ねます!

いかがですか?




というふざけた番組のモニターに、応募した覚えは全くなかったのだが、私が採用されてしまった。

マイクを持った司会が、「今から死んで頂きますが、気分はいかがでしょうか?」と私に聞いた。


「そうですね、若干緊張していますよ」

「現世にお別れする悲しさはありませんか?」

「不思議と悲しさはありません」

「あら、そうですかあ」


司会は私にカプセルを二錠渡した。

二錠一気に飲んだらすぐに死ぬらしい。

私は独房のようなところに入れられた。


「さあ、死んでください♫」


独房の鉄の扉に窓は付いていなかったので、外の様子はわからなかったが、観客がいるらしく、外は騒がしかった。

私は、この薄暗くて狭い牢屋のようなところで、たった一人で、今から死ぬんだと実感した。

きっと死んでしまったら、悲しくはないだろう。死後の世界には何もないだろうし、だったら今、死ぬ直前に悲しい気持ちになるのはおかしな話なのだ。

死ぬ前に、私が最後に感じる感情が「悲しさ」だったり「恐怖」だったりするのは、なんだか勿体ない気がした。


私は二錠、口の中に入れてすぐに水を飲んだ。

そして大切な家族が、一千万を手にして喜んでいる姿を思い浮かべた。

広告を非表示にする

裁判


裁判にかけられた。

私が、人を2人殺したからだ。


私が殺したのは、百貨店のエレベーターで遭遇した母娘だった。

その親子は私の母に対して信じられないほどの罵声を浴びせていた。

カッとなった私は手に持っていた包丁で、まず娘の方をメッタ刺しにした。

泣き叫ぶ母親も一緒に刺した。


私は自首した。

日本では2人以上の殺人を犯すと死刑になると記憶していた。

裁判で、私はやっぱり死刑だった。


刑務所で死刑の瞬間を待った。

ぼうっと薄汚い天井を眺めながら、死ぬってなんだろうと考えた。

例えば眠る時のような。

夢を見ずに眠る時のような感じなのだろうか。

眠って、一瞬で朝になって目が覚める、その一瞬が永遠に続く感覚なのか。

それならば眠るって死ぬってことなのか。

あの一瞬に人間は少しだけ死んでいるのだろうか……。


暫くすると、「お時間です」と、人間が2人私の牢屋に入ってきて、死刑が執り行われる場所へ連れて行った。

てっきり薬を打たれて安楽死すると思っていた私は、絞首台を見て初めて恐怖を覚えた。

広告を非表示にする

戦争のあとに


長かった戦争が終わり、奴隷としてこき使われていた私達民衆は、兵士たちの帰りを待ち、料理を用意したり、踊りの練習をしていた。


兵士たちは、予定よりも早く帰ってきた。

あまりにも早すぎて料理の用意が終わっていなかったため、兵士たちは全員非常に機嫌が悪く、民衆の一人を拷問して遊びだした。

生きたままナイフで肉を少しづつ削がれ、苦しそうにもがく民衆を見て私は気を失った。


目が覚めると、部屋は血まみれになっていた。

そしていままでずっと一緒にいた友達が、どこにもいないことに気がついた。


兵士たちの目を盗んで私はゆっくり地面を這う。

目の前に大きなガラスのケースがあった。


中にはホルマリン漬けになった友達が入れられていた。

左胸から顔面の皮膚が剥がされて、骨と筋肉が露出し、そこだけ人体模型のようになっている。

友達は美しかったから、ただ拷問されて殺されるんじゃなくて、このまま永久に保存されるんだな、と、なんとなくわかった。


「なんだお前、生きてたのか」

後ろから突然声をかけられた。

振り向くと兵士の一人が笑っていた。

「酷いです、こんなことするなんて」

「こんなレベルで酷いだと?」

確かに、周りにはもっと酷い殺され方をした人が沢山いるけれど……。

「じゃあ今のお前はどうなるんだ?」


え?


友達が入れられているガラスケースに、反射した自分の姿が映る。


私は、目から下の全てが無かった。

目と脳味噌だけの存在になっていた。




目が覚めました。

なかなか怖かったです。

広告を非表示にする

ベルトコンベア


私は何らかの罪を犯した人々と一緒に、生き地獄巡りをさせられていた。
五つくらいまわったような気がする。
二つしか覚えていないが……。

一つは、針山地獄。
針の沢山生えた山をひたすら登るというもの。
時折地雷が埋まっており、数人の手足が吹き飛んでいたが私は無事だった。

二つめは、ベルトコンベア地獄。
私は気がついたら一人で仰向けに寝かされていて、横幅は三メートルほどあったが、鼻の先から壁(つまり天井)までは僅か十センチほどしかなかった。
起き上がれない、寝返りも打てない、ほとんど身動きができない状態だった。
床はベルトコンベアになっていて、どこかへ運ばれているようだった。
程なくして、頭の方から水が流し込まれてきた。
水はすぐに天井いっぱいになって苦しかったが、何故か息はできた。

ずっとずっと、どこかへ流される。
それも結構なスピードで……。

三十分ほど流され続けて、他の生き地獄巡りをさている人が、私に追いついて流れてきた。

「ここから出たいのですが、出口は無いんですか? 私、閉所恐怖症だから今にも発狂しそう」
私が聞くと、その初老の男性は言った。

「お嬢さん、帰るところはどこ?」
「日本です」
「なら出口は、頭の方向に4000キロほど進んだ方向にある」
「え……この流れに逆らって4000キロも戻らないといけないんですか」
「一日ではつかないね。更に眠るとどんどん距離が開いていくから、眠らずに、足を止めてはいけない」
「そんな」

「ワシはもう諦めたよ。もう三十年はここにいる。最初は頑張って歩いていたさ。でも絶対に無理なんだ。二度とここからは出られない。死ぬこともできずに永遠に流され続けるんだ」

あまりの絶望に呼吸が乱れ、息が苦しくなって涙が溢れた。
溢れた涙もすぐに水に溶けてわからなくなった。
ひたすら目の前の壁(天井)をバンバンと叩いて「助けてー!」と叫んでいると、やがて目が覚めた。



目が覚めた後も布団の中だったので、夢の中かと思って非常に怖かった。
あの初老の男性は、まだ夢の中で生き地獄を彷徨っている気がする……。
広告を非表示にする

酒の肴


全身真っ黒の二人組が突然、家に押し入って来た。


弟と二人で家にいた私は、すぐに弟を裏口から外へ逃がした。


私も逃げよう! と、外へ出ようとした瞬間。


ゴン、と大きな音がして頭に衝撃が走った。

鈍器で後ろから殴られたようだった。


私はその場にうつ伏せで倒れ込み、話すことも動くことも、できなくなってしまった。


男達は慣れた手つきで私の服を全て剥ぎ取り、うつ伏せのまま私の腕と足をそれぞれ拘束した。


何をされるんだろう、と妙に落ち着きながら考えていると、男が口を開く。


「お前の家を今から燃やす。その前に、お前には酒の肴になってもらう」


言うと男は、魚を解体するときの包丁を取り出し、私の背中の首の下からお尻の上まで一気に切り裂いた。


ジンジンと背中が痛み出したが、声はあげられなかった。


ブチブチと筋肉や脂肪を包丁で裂き、掻き分けながら、ようやく背骨に到達した。


そのままアジの開きみたいに、ガパッと背中を開かれる。

脂肪のような黄色や白の塊が私の目の前まで飛び散る。


男は次にサラダ油を取り出し、素手で私の背中に丁寧に塗りこみ、ライターで火をつけた。


私が思わず嘔吐すると、「折角の料理を台無しにするな!」と、再び頭を殴られて頭蓋骨が陥没した。




私の身体はあっという間に燃えた。


暫く焼かれ続け、丸焦げになったところで、よくやく目を覚ました……。

広告を非表示にする